建築雑感

2005年8月9日

街の成熟

西の道 中央広場

独立前のMIDI綜合設計研究所在籍時に設計を担当した「ガーデンプラザ新検見川」を訪れる機会がありました。第一期工事が竣工してからですと10年近くが経過しています。高木のボリューム感は竣工時の2倍以上、夏の日差しの中で生い茂った緑はとても美しいものでした。そして、そこかしこに感じられる暮らす方々の活動の証しや、アウトドアで楽しむ家族連れの姿に、おだやかに成熟した街の姿を見ることができました。あと10年もたてばさらに広がった木々の枝によって建築はその姿をすっかり隠してしまうことでしょう。