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楽しい竣工検査

設計監理者の竣工検査というのは、楽しさと辛さが半々ということが多いものです。楽しさはもちろん完成した姿をじっくりと見られる楽しさ、辛さの方はここには書ききれないいろいろです。ところが先日かなり楽しい竣工検査がありました。Arte哲学堂という低層集合住宅で、私の立場は『企画の一員』にすぎず『設計・監理者』ではなかったので、そのせいもあるのかもしれません。しかし大きな理由はやはり出来の良さだったかと思います。設計監理する場合に比べれば遥かに少ない機会ではありましたが、工事事務所での細かな納まりの打合わせなどにも出席し、関係する方々の共通の価値観、それに向かう熱意、そういったものが形になったということが良く判りました。検査開始時にはもちろん厳しい目をしていた関係者の皆さんも、終了に近づくにしたがって『なんだか見学会のようになってきましたね。』となりました。私が常々思うのは、建築はたくさんの人の手によって造るものであるので、それにかかわった多くの人が同じ目線とはいかなくとも同じ目的意識とやりがいをもってかかわったものが、結果として良い建築になるということなのですが、そんなことを再認識した日でもありました。